どんなハーブ?
ジュニパーベリーは針葉樹ジュニパーの果実でウッディで甘くピリッとした風味で、ジンなどのお酒の香りづけに使われるのが有名です。このハーブは優れた殺菌・消毒作用、そして高い利尿作用があります。ジュニパーは高木の針葉樹で松に似た香りがします。 枝が多く針のような鋭い葉がぎっしり詰まっているので、ドブネズミなどを撃退するために生垣を作るためにつかわれたことから「ネズミ刺し」とも呼ばれ、それが和名のネズの語源とも言われます。
アメリカ先住民が風邪の治療薬に用いていたハーブとしても有名で、古くより薫香や宗教的儀式に用いられてきました。古代ギリシアではジュニパー・ベリーを燃やして葬儀の際の悪霊よけとし、根の部分を冥府の神ハーデスへの供物として焚いたと言われています。
15〜16世紀ごろは虫さされのオイルとして知られていました。防腐作用を持つとされ、15世紀から16世紀の間では、コレラ、腸チフス等の感染病から守るために使われてきました。料理の分野でも肉料理の臭み消しのスパイスやジンの香りづけとしても使用されています。また、かつてヨーロッパではこしょうの代わりに使われていました。
学名:Juniperus communis
原産国:ブルガリア
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:球果部
*配送方法に関して
ワンコインハーブについては、2袋までは「スマートレター」で対応できます。3袋はポスパケット、それ以上はゆうパックとなります。
学術データ
紀元前1550年頃のエジプトのパピルス文書に、薬としての処方がいくつか書き残されているぐらい古くから利用されてきました。中世ヨーロッパでの民間療法では、チフス、コレラ、赤痢などの伝染病や条虫を下すなど、諸々の病に効く万能薬として重宝されたようです。そのほか関節炎や尿路感染症、リウマチや肝臓の障害に役立つ自然の薬としても広く知られています。
成分としては、ビタミンA、B、C、E、K、マグネシウム、鉄などを含むため汗や尿の分泌を促し、老廃物を排出させる働きがあるとされ、むくみや水太りの解消、泌尿器系の感染症を改善するにも役立つと言われています。また健胃作用から食べ過ぎ、食欲増進効果があります。
ただし作用が強いので妊娠中や腎臓に障害がある場合は使用を控えてください。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
どんな味??
口に含むと思いっきりジンの風味がでてきます。お茶を口の中に含んだ方が鼻から香りを吸うだけよりも何倍も香りが良く分かります。風味にクセはありますが、飲み心地はサッパリとしています。
ジュニパーティーの風味を表現するならまさにジンの風味そのものです。しかしジンほど風味は強くはなく、アルコールもないため味も香りもきつくありません。味は薄くジンやスコッチ、土や木を思わせ、少しピリッとした感覚を伴います。お茶の色も透き通った水色です。 ブレンドするなら、あまり強くないのでどんなものとも相性が良いと思います。風味付けとしてもおすすめです。他のハーブとの相性は同じく利尿効果が高いダンデライオンやその他浄化作用のあるネトルなどとブレンドし、老廃物を取り除くデトックス効果を目的としたブレンドが良いでしょう。
こんな使い方もありますよ!
ゴミ箱の臭い消しにも便利です。またすりつぶしたジュニパーとローズマリーを混ぜ合わせお茶パックの中に入れ、台所のゴミ箱や臭いの気になるゴミ箱にポンと入れておくだけ。嫌な香りも消え、すっきりとしたハーブの香りが漂います。
この組み合わせはバスハーブとしても使えます。二日酔いの翌朝などにおすすめ。体の循環促進をして、すっきりしますよ。ぜひお試しください!
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*炎症を伴う腎疾患には禁忌です。
*妊娠中の方は使用を避けてください。
*また高い利尿作用があるので、トイレが近い方は夜寝るときなど気を付けましょう。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで メールにてお問合せ下さい。