マロウは代ギリシャ・ローマ時代から、マロウの葉や茎は食用の野菜として利用され、花や葉、根はお茶として利用されてきました。中世になって世界中で栽培されるようになり、現在では様々な種類が存在します。粘液質を豊富に含むため、欧米では昔から風邪による喉の痛みや、咳、それに胃炎や膀胱炎などにもちいれられてきました。また浸出湯は皮膚のトラブル湿布やパックとしても活用されています。 古代では観賞用でしたが、中世に入り薬草として使われるようになりました。
学名:Malva sylvestris
原産国:EU
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:花部
*配送方法に関して
ワンコインハーブについては、2袋までは「スマートレター」で対応できます。3袋はポスパケット、それ以上はゆうパックとなります。
マシュマロウと同様に、粘液質といってトロトロのハーブティーをつくる成分をふくんでいます。口の中、喉、胃など私達の身体にある粘液の代わりとなって、濃いめに入れたものでうがいをすると喉の痛みや咳、口内炎、胃の不快感などから保護してくれます。のどや気管支の炎症に効果があり咳が止まらない時や、痰がからむときに飲むと、症状を楽にしてくれます。
また浸出湯は皮膚のトラブルに湿布やパックとて活用されています。ハーブティーとして飲むだけでなく、皮膚炎や肌の乾燥などには湿布、ローション、パックなどでも使うことができます。またたばこの吸い過ぎが気になる愛煙家にも、おすすめのお茶です。
同じマロウの仲間でよく知られているのは、最も薬効が高いマーシュマロウ(ウスベニタチアオイ)です。のどや気管支の炎症を抑えるほか、消化器系の潰瘍、大腸炎などの治療に使われ、ハーブティーとしても飲まれます。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
どんな味??
味はほとんどありませんが、とろみのついたハーブティーです。青紫色のハーブティーにレモンを絞るとあっという間にピンク色に変化し、視覚的にも楽しめます。この様子からフランスでは「夜明けのお茶」と呼ばれています。
味は若干の苦味がありますが薄く、味自体も薄いです。またお茶がとてもまろやかで、他のお茶とは飲み心地が違います。とろみがほんのちょっとだけ付いた、という感じです。レモン果汁を垂らしてピンク色にした場合、味は苦味の少ないレモンティーになります。このまま飲むのも良いですし、すっぱいと思った場合ははちみつなどで甘みをつけると良いと思います(このときの水色の変化は未確認)。ただし他のハーブとブレンドすると、くすんだ緑や薄い茶色になることが多いです。
おすすめブレンド
のどの痛みやせき、呼吸器系の疾患に効果のあるハーブ(エルダーフラワー、ジャーマンカモミール、セージ、リコリスなど)と組み合わせるのが良いでしょう。 アイスティーの飲み方としてはカルピスとのブレンドが有名です。少量のカルピスの原液とブレンドすると、水色がみるみる変化していき乳白色がかったピンク色の可愛らしい飲み物になります。適度な甘みがあり夏にピッタリの飲み物ですね。
こんな使い方もありますよ!
あかぎれや、赤ちゃんのあせもなど、皮膚の弱い方には湿布として使うことができます。 濃いめのハーブティを作って、冷ましたのち、ガーゼなどに浸して、湿布をしておくと、肌トラブルに対処できます。また床ずれなどの予防にも使えますよ。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで メールにてお問合せ下さい。