フィーバーフューは北アメリカやヨーロッパに広く自生し、日本ではナツシロギクの和名で知られます。フィーバーフューは古代ギリシャ/ローマ時代より薬用として利用されてきたハーブで、早春から白いデージーに似た花を一斉に咲かせます。またフィーバーフューには駆虫作用、防虫作用があるため、園芸の分野では、虫よけとして利用されたり、庭のガーデニングの彩りに用いられています。
英名のフィーバーフュー(feverfew)は、ラテン語のfebris(fever=熱病)とfugare(to driveaway=追放する)という言葉に由来すると言われています。ギリシャの哲学者プルタークが著した書物によると、学名につけられたpartheniumの由来は、パルテノン神殿から落下した労働者の命がこのハーブを用いて助かったことによるそうです。 解熱効果が強く、古代から薬として用いられてきました。頭痛を治すといわれ、昔は薬屋が売りに歩いたハーブといわれています。
1978年にイギリスで一人の女性がフィーバーフューの葉を使って、片頭痛を治したという衝撃的な新聞記事が発端となり専門家が本格的に研究を始めたと言われています。

学名:Tanacetum parthenium
原産国:アメリカ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:葉部
*配送方法に関して
ワンコインハーブについては、2袋までは「スマートレター」で対応できます。3袋はポスパケット、それ以上はゆうパックとなります。
フィーバーフューは苦味のあるハーブですが、頭痛、特に偏頭痛には、特効的な効果が期待できるハーブとして有名です。イギリスの医学誌で、フィーバーフューの主成分パルテノライドに偏頭痛やリウマチ性関節炎の一因であるセロトニン、プロスタフランジンと言う物質を抑制することが発見されたと発表されたり、フィーバーフューを服用することにより、70%の人がしつこい偏頭痛から開放されたという報告もあります。
また風邪をひいた時などの喉の不快感を取り去るのにこのハーブは、大きな効果を発揮します。食欲を刺激する作用などもあり、各種消化器官が弱ってしまっている時などに良いとも言われています。その他、月経不順などにも効果があると言われています。
熱いフィーバーフューのお茶はアレルギー反応につながるヒスタミンの放出を制御する効果があり、喘息やアレルギー、花粉症、カゼやインフルエンザなどで頭痛がするときにおすすめです。よく耳なりや偏頭痛の症状が出る人も、症状の緩和に試してみる価値があるかも。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
どんな味??
フィーバーフューのハーブティーは、さわやかな香りに、かすかな苦みがあります。
人によっては強い苦味を感じることもあるので、ペパーミントやレモンバーベナ、レモンマートルなど香りの強いハーブやハチミツやオレンジピールなどのハーブをブレンドすると飲みやすくなります。
こんな使い方もありますよ!
入浴剤にもできます。乾燥させた葉をポプリにしてタンスのなかに入れておくと虫除け効果があります。
フィーバーフューに含まれるパルテノライドという成分には育毛作用も期待されているので、浸出湯をスプレー代わりにお風呂上りにシュッとひと吹きしてみましょう。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*妊娠中に使用しないでください。
*キク科植物にアレルギーのある人は避けてください
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで
メールにてお問合せ下さい。