古代ギリシア・ローマ時代の人たちにとって、タイムは勇気、品位、優雅の象徴で、男性は入浴後、このタイムの香りを胸に擦り付けたといわれています。古くから薬草として、また料理のスパイスとして用いられてきたタイムには様々な効果があり、強い殺菌・抗菌作用、そして抗酸化作用、消化促進、強壮、鎮痙、疲労回復などがあります。それらの作用から、主に風邪や感染症、去痰にのどの痛み、アレルギー性鼻炎、または頭痛やうつなどへの効果があります。風味は樟脳やローズマリーに似た香りにキリッとした味わいとピリリとした刺激があります。
レモンタイム、ワイルドタイム、ゴールデンタイム、シルバータイムなど、約35の品種があり、立性タイプと葡匐性タイプに大別されます。日本に自生するイブキジャコウソウは後者に属します。葉・茎・花の色や形は品種によって異なりますが、どれも肉厚の葉をもち、4弁の花を咲かせます。一般にタイムと呼ばれるのはコモンタイム。立性タイプで、灰緑色の葉とピンクの花が特徴です。
学名:Thymus vulgaris
原産国:ポーランド
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:葉部
*配送方法に関して
ワンコインハーブについては、2袋までは「スマートレター」で対応できます。3袋はポスパケット、それ以上はゆうパックとなります。
フラボノイド、タンニン、サポニン、チモールといった気管支に効果的な成分も含み、呼吸器系に対する強い殺菌作用が期待でき気管支炎やアレルギー性鼻炎、咽頭炎,インフルエンザ、カゼのひきはじめ,咳で喉が痛いときにおススメです。喉が痛いときは、タイムティでうがいを!喉がいがらっぽいときにも効果があります。口内洗浄になりますから、咽頭炎や歯肉の感染症も予防します。
また二日酔いにも良いとされ、疲労の回復を助け,頭痛、過敏性大腸症候群,貧血症、下痢にもおススメです。
タイムの精油成分はモチール、カルバクロール、その他で、水蒸気蒸留によって得た精油をチアミン油といって、香水の原料にするほか、十二指腸虫駆除薬、鎮咳薬にされます。 シャープなつんとした香りは消毒力の強い成分「チモール」のためで、口内清涼剤、歯磨き、石鹸、トニック、男性用ローションなどによく利用されています。飲用すると、風邪や腰痛を和らげたり、また、ハーバル・バスにするとリウマチや神経痛、あるいはそれらが原因のむくみの症状などを軽くすることが知られています。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
どんな味??
癖が強いハーブです。ツーンとした独特な香りが苦手な人もいれば、すっきり感が好きという方もいます。賛否両論あるハーブなので、一度試していただくのがいいかと思います。初めて飲まれる方は、少しハーブの量を減らした方が飲みやすいかもしれません。 逆にのどが痛いときは、ドライハーブを2倍の濃度に進出した、生温かいタイムティーでうがいをすると効果的です。頭の方にも刺激がいって脳全体が活性化する感じ。スキッとします。
他のハーブとのブレンドを考える際は、癖が強いので飲みやすさを考えれば香りの強いハーブとのブレンドをお薦めします。強い香りと味があるのでバランスを間違うと変なものになりますが、組み合わせ次第ではいろいろなものに合わせることができるハーブです。いろいろ試してみても楽しいかも。おススメはペパーミントやルイボスとの組み合わせもいいですよ。

こんな使い方もありますよ!
タイムのハーブバスは,リウマチの痛みを和らげるといわれています。また発汗作用もあるので,新陳代謝が活発になって体が温まります。体臭予防にもなりますからきになる人,汗をかきやすい人は試してみてください。
ドライフラワーなどをタンスやクローゼットに入れたりつるしたりすれば虫よけにもなります。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*妊娠中・授乳中、高血圧の方は、長期にわたる常用、大量の使用を避けてください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで メールにてお問合せ下さい。