どんなハーブ?
レモングラスは熱帯アジア原産のハーブで、日当たりを好み、熱帯や亜熱帯など、暑い気候の地域で多く栽培され、高温多湿になる日本の夏でも育てやすいハーブです。見た目はススキに似ていますが、葉をもんでみると名前の通りにレモンの香りがするのが特徴です。これはレモンの香りの成分でもあるシトラトールを多量に含んでいるためです。

学名:Cymbopogon citratus
原産国:タイ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:葉部・茎部
どんな味??
香りはレモンに似た香りですが、本物のレモンと比べると酸っぱいと思わせる香りは少なく、サッパリとした爽やかな香りです。味もサッパリとした風味で、酸っぱみのとれたレモンといった味。また飲んでいると胃腸に優しい感覚があり、胃がもたれているときに飲むと実際胃が楽になるのが分かりますよ。
こんな使い方もありますよ!
ちょっと心配ごとで眠れないときや、疲れがたまっているときに、レモングラスを入れたお風呂につかると、重たい気分がスーッと晴れてきますよ。なんとなくカラダの緊張がほぐれる感じかな?
また、レモングラスのチンキを作っておくと、夏場の虫よけスプレーやクリームにして使えます。お子様のいるおうちなど、お薬が苦手な方にもやさしい虫よけに使えます。
学術データ
成分のシトラールは、消化促進、胃もたれ、あるいは心身のリフレッシュといった効果に優れています。他にもシトロネラール、ゲラニオール、リナロールといった成分が含まれ、腹痛や下痢、発熱、インフルエンザの症状を緩和するといった働きも知られています。
消化促進作用で食べ過ぎた時の胃もたれにも効果的です。またお腹のガスを抜く働きもあるので、おなかのはりの改善にも役立ちます。エスニック料理などで使われるのもうなずけますね。また疲労回復にも効果があるので夏バテしそうな時には水分補給として(アイス)レモングラスティーを飲むのもオススメです。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」