どんなハーブ?

カモミールは古代エジプト時代から用いられ、ヨーロッパで煎じ薬として、よく知られた薬草です。一年草のジャーマン種で春の終わりから初夏にかけて、りんごに似た甘酸っぱい香りのする白い花を咲かせます。ラベンダーと共に、広く親しまれているハーブの代表で、カモミールという名は甘いリンゴのような香りがすることから、古代ギリシャの人々に「大地のリンゴ」と呼ばれていました。古代エジプトでも、安眠の薬としてよく用いられたハーブで、あのクレオパトラも愛用したと言われています。
学名:Matricaria chamomilla
原産国:エジプト
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:花部
どんな風味?
キク科独特の苦みはありますが、香りはフルーティーでリンゴに似ていて、とてもよい香りと甘酸っぱく果実を思わせる風味が特徴です。
ティーを淹れる際は、抽出時間を4,5分を目安に淹れます。量が多いと苦くなるので注意しましょう。また5分以上淹れるとえぐみなどが出る為、苦手な場合はそれ以前に出し切るようにします。また茎部分が多いとハーバルな香りが強くなります。
おすすめブレンド

おすすめのブレンドは、ミントとのブレンドが有名です。胃がしくしくするときや二日酔いなどで胃が疲れているときなどにもおすすめです。そのほか、ローズヒップ、レモングラス、ルイボスなどとのブレンドも良いですよ。
こんな使い方もありますよ!浸出液(ハーブティー)は湿布に使えば傷や湿疹、やけどの治りを早めます。暑い季節は、あせものケアや赤ちゃんのおむつかぶれにもおすすめです。また目の疲れにも、冷たくした浸出液をガーゼに浸したアイパックがおすすめで、これはヨーロッパで古くから伝わる民間療法です。
またマカダミアナッツやアーモンドオイルといった植物オイルに浸して、浸出油(インフューズドオイル)を作っておくと、お肌のトリートメントや、ミツロウを使ってクリームに仕上げることもできる手作り化粧品の材料としても使えますよ!
傷の手当にも効果的なオイルができます。ぜひお試しください!
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*キク科アレルギーの方は、注意してください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブはお薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
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