どんなハーブ?
マルベリーの日本名は
桑といいます。年に数回も収穫できる強い生命力に富み、蚕が食する唯一の食べ物として日本の戦後の絹の生産業を支えてきました。
漢方でも根の皮,桑の実など古くから使われてきました。後漢時代に書かれた「
神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」に桑の葉の薬効について記述があります。日本では鎌倉時代に、
栄西禅師が「
喫茶養生記」という書物の中で桑の葉を取り上げ、飲水病(今の糖尿病)に飲用をすすめていたことでも知られ、その後日本薬局方には「
桑白皮(ソウハクヒ)」として収載されています。
欧米でも糖の吸収を抑えるということで一躍有名になったメディカルハーブで、糖分の摂り過ぎが気になっている方にオススメのハーブティーです。
学名:Morus alba
原産国:白石島(岡山)産
使用部位:葉部
瀬戸内国立公園内の白石島の自生桑の葉
白石島の桑の葉について詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

自然のままの植物のちからをギュッと、とじ込めました!
この
瀬戸内海国立公園内に浮かぶ白石島のマルベリー(桑の葉)は、古くから島に
自生する野生の桑の葉として地元の人しか知らない貴重価値のマルベリーでした。
クラウターハウスはこの白石島の桑の葉を地元の方々と協力して、極力野生のちから(
ビタミンやミネラル、クロロフィルなどの有効成分)を逃がさない
自然乾燥にこだわり、また独自の
焙煎方法により、香り高い桑の葉茶として精製しました。
とにかく香りがいい!そんな美味しいお茶です。メタボが心配な方にもぜひ毎日食前に飲んでいただきたい健康茶です。
ぜひ一度お試しください。
どんな味??
日本茶に近い味わいなので、飲みやすいハーブティーです。糖分の摂りすぎが気になっている方は、食事や間食の30分前ぐらい目安に飲みましょう。気にならない方はお好きなタイミングで!
こんな使い方もありますよ!
マルベリーパックとして、カオリンなどのパック剤と混ぜて使用することで肌の調子を整えてくれます。
マルベリーパックの方法は以下のレシピ集でご紹介しています。

それ以外にも、やけど・腰痛・肩こり・ねんざ・水イボ・口内炎・のどの痛み・かゆみ・湿疹・虫さされ・水虫など、いろんな用途で使うことができます。詳しい使い方は以下のブログでご紹介しています。
桑の葉エキスの活用法
学術データ
桑の葉ことマルベリーの
デオキシノジリマイシン(DNJ)という成分に食事から摂った糖分の分解と吸収を防ぐ働きがあることが知られています。食事から摂った糖質は小腸壁で
αグルコシダーゼという酵素と結び付くことで、体内に吸収できる形に分解されます。桑の葉のDNJはブドウ糖と構造が大変よく似ているためαグルコシダーゼと結びつき、本物のブドウ糖が来ても働けないようにし、糖分は吸収されずにそのまま小腸から大腸へ送られていきます。DNJの結合は比較的ゆるいためブドウ糖の吸収を全て阻害するわけではなく、ゆっくりと吸収されるようになります
*カラダへの作用については個人差があります。
糖分の摂りすぎが気になっている方、かるい気持ちでダイエットを試してみたい方、間食の罪悪感を減らしたい方にもオススメです。飲み方のポイントは、食事の30分前ぐらいを目安に飲むとよいです。また、抑制系の神経伝達物質である
ガンマアミノ酪酸(GABA)を含むので、ちょっとした癒し効果も期待できます。さらにマルベリーは栄養素も多く含み、日本人に不足しがちな
カルシウムは小松菜の1.5倍、鉄は小松菜の15倍、カロテンはほうれん草の10倍も含まれています。そのほか
亜鉛などのミネラルや、クロロフィル(葉緑素)も含んでいるため、貧血気味の方にもおすすめできるハーブです。
*参考図書
「桑博士のメタボ解消法 原三郎著」
「The Green Pharmacy James A Duke著」
「The complete New Herbal Richard Mabey著」
「Botanical Safety Handbook アメリカハーブ製品協会(AHPA)編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
「Fifty Plants that changed the course of History Bill Laws著」
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで メールにてお問合せ下さい。
さらに詳しいハーブの情報・学術データは、こちらのハーブ&スパイスガイドで!