ラベンダーの青紫の花、すばらしい香りはみなさんよくご存知でしょう。そのお花の部分を使って少し青みがかった香りも楽しめるハーブティです。鎮静効果がすぐれ気持ちをリラックスしたり不眠にもいいといわれています。
ラベンダーは様々な品種改良がなされ多くの種類が存在しています。メディカルハーブとして知られるラベンダーは、真正ラベンダーやコモンラベンダーと呼ばれる種類です。昔からラベンダーの香りは「神経を沈静化する」効力がある」といわれてきましたが、近年の科学技術の進歩で脳波の検査や香気成分の測定などができるようになって、まさしく、その効能があることが確認されました。

学名:Lavandula officinalis
原産国:フランス
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:花部
ラベンダーには様々な効果があります。特にリラックスする効果が高く、精神的ストレスを緩和してくれます。眠れない時やイライラする時に飲む1杯のハーブティは心を穏やかにしてくれます。また、疲労回復の効果もあり、頭痛やめまいも緩和する効果も期待できます。
精油の方が馴染みがあるかもしれませんが、ハーブティーとしても古代ギリシア時代から飲まれていたそうです。香りが強い場合は少し薄めたり、他のハーブティとブレンドしたりして飲む事が多いようです。
石鹸を作る時に使えば、ラベンダーの香りのする薄青色の石鹸を作ることができます。さらに、ラベンダーには香りと同時に、虫除けの効能もあります。昔、南フランスのグラースに住む手袋作りの職人たちは、地元特産のラベンダーオイルで、手袋の材料の皮革を磨いていましたが、そのおかげで伝染病にかからなかったため、この話が広まって、ほかの地方の人々も競ってこのハーブを栽培するようになったそうです。
*参考図書
「グリーンファーマシー James A Duke著」
「メディカルハーブ安全性ハンドブック アメリカハーブ製品協会編集」
「メディカルハーブの辞典 林真一郎編集」
「ハーブの安全性ガイド Chris D. Meletis著」
「薬用ハーブの機能研究 CMPジャパン(株)編集」
どんな味??
香りと色が楽しめるハーブティの1つです。香りの印象が強くて味はほとんどしません。若干お茶としての苦味(渋味)があるように思います。ブレンドにする場合が多く、ミントとブレンドして味を整えたり、マシュマロウとブレンドして青い色を楽しんだり、ハイビスカスとブレンドすればきれいなピンクになります。味を楽しむハーブとブレンドする事が多いようです。
こんな使い方もありますよ!
学名のラベンデュラの由来が”洗う”であるように、古くから髪のリンスやハーブ・バスに用いるとよいとされています。ラベンダーのチンキを作って薄めて化粧水やリンスとして使う方も多いようです。
デオドラント効果が高く、消毒、抗炎、治癒作用に優れ、新陳代謝をよくすることが知られています。また、肌質を問わず、お肌ケアローションとして用いることができ、にきび、やけど、脱毛症にもオススメです。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで
メールにてお問合せ下さい。
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