どんな植物?
ローズマリーは、石が多く乾燥した日当たりの良い荒地に好んで生育するハーブです。固く細長い葉を沢山つけた茎は、90センチほどの高さにまで生長し、3月から5月にかけて、淡いブルーの小さな花を咲かせます。地中海地域が原産ですが、現在では世界中で栽培されています。精油は、主にチュニジア、モロッコ、フランス、スペインなど地中海西部沿岸で生産されています。
食用以外の目的に用いられてきたハーブはたくさんありますが、その中でもローズマリーは最も古い歴史をもつものの1つです。また同時に、宗教的儀式や料理においても古くから活用されてきた植物です。 エジプトのファラオの墓から副葬品としてローズマリーの小枝が見つかっています。古代ギリシアや古代ローマでは、宗教儀式の薫香としてローズマリーの小枝を燃やして使用していました。ローズマリーに纏わる逸話の中で最も有名なものが、ハンガリーの王妃、エリザベトが使った「ハンガリアンウォーター」(別名、「ハンガリー水」「ハンガリー王妃の水」)のエピソードです。尼僧から献上されたローズマリーを主成分としたハンガリアンウォーターを使っていたエリザベト王妃は、70歳になってからポーランドの国王からプロポーズされたと言い伝えられています。
ご注意
常用性がある成分であるカンファーを含みますので、多用は避けましょう。妊娠中、高血圧の方は使用しない でください。
学名Rosmarinus officinalis
科名 シソ科
抽出方法 水蒸気蒸留法
抽出部位 花・葉
原産地 チュニジア
栽培方法 オーガニック認定(OFC)
芳香成分:1.8シネオール 51.81%、カンファー 10.24%、α-ピネン 10.19%
どんな香り??
ツーんとした樟脳の香りと言われます。クリアでしみとおるようなハーブ調の強い香りです。
他の精油との相性は?
シダーウッド、フランキンセンス(乳香)などの樹木系、オレンジ、グレープフルーツ、ライムなどの柑橘系、ペパーミント、メリッサ(レモンバーム)、レモングラスなどの草木系と相性がよいです。
おすすめしゃっきりブレンド:ローズマリー1滴、ライム2滴、ペパーミント2滴
こんな使い方もありますよ!
トイレの消臭や台所の匂い消しにシュッとひと吹き。除菌スプレーもオススメ!また、ふけ防止や養毛にもヘアスプレーとして役立ちます。
精油を扱う際のご注意(すべての精油に関して共通のお願い)
・ 精油は植物のパワーが凝縮された液体です。常に安全な使い方を心がけてください。
・ ごく一部の精油を除き、原液のまま直後肌にはつけないでください。
・ あやまって肌につけたときほすぐに大量の水で洗い流してください。
・ 使用後はしっかりとふたをを閉め、お子さまの手の届かない冷暗所に保管してください。
・ 直射日光、高温、多湿、火気はさけてください。
・ 柑橘系など一部の精油には「光感作」という作用があり、皮膚に塗ってすぐに直射日光にあたるとシミの原因になることがあります。
・ 妊娠中には使用を控えるべき精油もございますので、十分ご確認の上、ご購入ください。"